幸せの黄色いクロスカブ

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2016年 03月 25日

私の愛写遍歴

バイクネタがないので、写真に関する不肖私の経歴を振り返ってみたいと思います。

まず、写真に興味を持ったのは高校のときでした。
入学してすぐ、写真部に入部。
写真が好きだからではなく、なんとなくユルくて居心地がよさそうだというのが入部の理由です。
自分のカメラなど持っていなかったので、父のペンタックスESを拝借。
自分が使ったカメラとしては、これがファーストカメラになります。

画像もすべて借用
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高校に入学した昭和45年ころはペンタックス全盛。先輩や同級生らはSLやSPをよく使っていました。
その中で唯一のAEカメラだったので、うらやましがられました。



写真部で初めて「被写界深度」のことを教わりました。しかし、現像・焼付などの暗室作業はあまり面白いとは思いませんでした。夏は冷房もなかったし・・・。
2年の途中から足が遠のき、いつの間にか退部。
大学でも写真とは無縁の同好会で、ギター漬けの毎日でした。

そのうち役場に就職。20代後半で広報係に任命され、仕事で写真を撮ることになりました。
役場備品のカメラがこれ。ニコマートFTでした。
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重くて使いづらいカメラだったので、その年のボーナスで自分用のカメラを購入。
「コンパクトニコン」と呼ばれたFEです。仕事でもこれを使うことになりました。
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仕事で毎日のように写真を撮っていると、いやが上にも写真への興味が出てきます。
他市町村の広報紙や企業のPR誌などを見ているうちに、カメラによる写真の違いが気になってきました。
とくに表紙はサイズが大きいだけに、写真の良し悪しがモロに出てきます。
もっと高画質の写真を撮りたい・・・。

中判に手を出してしまいました。
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マミヤ・ユニバーサルプレス。中古で5万円くらいだったと思います。もちろん私費。
表紙の写真を撮るためだけに買ったといってもいいでしょう。
うまく撮れたときは、さすがに中判の高精細な写真が表紙を飾り、自己満足の世界にひたっていました。
しかし、レンズのコントラストが低かったことと、どう見てもカメラらしからぬスタイルが気に入らず、同じマミヤのRB67にチェンジ。もちろん中古です。
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それまでほとんどモノクロでしたが、このカメラからリバーサルを撮り始め、それまですべて外注だった町制要覧などにも自分の写真を挟み込むようになりました。
しかし、楽しかった広報係も8年ほどで終わりを迎えます。
人事異動で教育委員会へ。仕事で写真を撮ることはなくなりました。
ならば自分用のカメラをと、真鍮の地肌が出始めたニコンFEを下取りに出して買ったのがニコンF4。
初のAFカメラです。1989年だったか、ちょうど結婚したころでした。
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このF4は外国人がデザインしたから、握りの部分がデカいという評判でした。
たしかに私の大きな手でも余るほどの大きさでした。
また外装にプラスチックを使っていたため、使い込むうちにテカリが出てきました。
気になっていたところに新型が出たのでF4は職場の後輩に譲り、機種更新。
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F5はF4の嫌なところがすべて改善されていて、とても満足できるカメラでした。
いまも持っています。
それから、サブカメラとしてF100を購入しました。
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サブカメラの位置づけでも使うのは結局F5で、ほとんど使わなかったF100ですが、これもまだ防湿庫の肥やしとして健在です。

時間は前後しますが、職場が小さな町役場から合併で市役所になり、職員数も爆増。
写真部に入ったこともあって、職員向けのポスターや情報誌の写真を頼まれることが増えました。
そんなときはRB67を使いました。写真部でも中判使いは私くらいでした。
しかし、その重さには辟易していて、もう少し軽い中判はないものかと思っていたら、通勤途中のカメラ屋で中古のハッセルブラッド500C/Mに遭遇。これは「買え」という神のお告げでしょう。
プラナー80ミリの発色の美しさに驚愕しましたね。
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次第にハッセルしか使わなくなり、RB67の出番は激減。フォーマットでは有利な6×7にもかかわらず、サヨナラしてしまいました。
でもやっぱり6×6フォーマットではプリントの際にトリミングされるのがイヤで、再び6×7を物色。
このころになるとネットオークションが流行り始め、そこで落札したのがプラウベルマキナ67でした。
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コンパクトで露出計も内蔵しており、使いやすいカメラでしたが、これで撮った記憶があまりないのはどうしたことでしょう。
思うに、デジタルカメラの隆盛があったと思います。
フィルムの使用量がすっかり減ってしまって、それでもリバーサルは中判を、中でもハッセルを手にすることが多かったですね。悪いことに高画質に対する憧れはどんどん募り、マキナをオークションで売り飛ばして(買ったときより高く売れた)、ついに大判を手にしました。
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リンホフテヒニカ2000といいます。
プロの写真屋さんが持っていた「ほとんど使っていない」というもの。
ひと昔前なら3ケタ(100マンエン)すると言われていた名機が、標準レンズつきでほぼ半額でした。
大判カメラは周辺機材も大変です。露出計は持っていましたが、フィルムホルダー、クイックチェンジャー、大型三脚、クイックシュー、冠布、水準器、拡大鏡、などなど。
でも大判で写真を撮るのは面白かったですよ。
家族が寝静まった深夜、真っ暗にしたトイレでフィルムを詰めることから始めました。
撮影のルーティンが決まっていて、ひとつずつ頭の中で確認しながら失敗のないように、かつ、シャッターチャンスを待って撮ります。
重い機材を抱えて長く歩くときは、本当に助手が欲しくなりました。

ここまでやったのに、今では中判も大判も撮るどころか、触ることさえありません。
これはいったいなんなんでしょうね。単なる自己満足だったのか、気まぐれに過ぎなかったのか。
もし、またこのようなカメラを使うことがあったら必ず記事にします。

シノゴ一式

大判カメラは使えるフィルムの大きさから4×5(シノゴ)、8×10(エイトバイテン)と呼ばれています。
もっと大きいのがあるかもしれませんが、ほとんどはプロも含めて8×10まででしょう。
その、シノゴと周辺機材を引っ張り出してみました。
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ハスキー3段はシノゴ用に買ったものです。レンズは90、150、300ミリの3本。ロングルーペ、露出計、ポラパックにクイックチェンジャー。なぜかフィルムホルダー(10枚)が見つかりませんでした。
これらをアルミバッグに詰め込んで山や谷を歩きました。
未使用フィルム3箱は10年ほど前に期限が切れています。でも冷蔵庫に保管していたので、けっこうまともに写るんじゃないかなと思います。
でも「また使ってみよう」とは、なかなか思えませんね。
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by tama_photo1 | 2016-03-25 14:24 | その他 | Trackback | Comments(8)
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Commented by ツーチー at 2016-03-26 08:53 x
おはようございます ^^
tama さんの写歴にはなんか歴史を感じますね ^^
記事を読んでいると、グイグイ引き込まれるような気がして、
で、その続きは?..と思ってしまいました (笑)

私は数年前にツーリング写真用として一眼レフの入門機を買って、
それ以来少しずつ写真を撮るのが好きになってきていますね。
といってもあまり力を入れている趣味とは言い難いので、
機材も腕もさっぱりです。
フィルム時代は一発勝負で大変だったんだろうなぁ... と思いつつ、
デジタル写真の手軽さとランニングコストの低さを享受して楽しんでいます。
ま、私の場合、ファインダーを覗くところからRaw現像するまでのプロセスを
楽しんでいるようなところがありますが。
大判カメラでの撮影記事。そのうち出てくることを期待しておきます ^^
Commented by tama_photo1 at 2016-03-26 13:25
ツーチーさん
フィルムカメラに限っての遍歴です。おっしゃるように「一発勝負」の雰囲気はありました。だから大事なところでは連写でリスクを減らしていました。それでも現像が上がってくるまではハラハラしました。
いまも覚えている苦い経験があります。「タヌキを捕まえた」という一報で農家を訪問。檻に入ったタヌキを連写して農家にインタビューして後日、現像に出そうとしたら巻き戻しが軽い。開けたらカラッポでした。みんなから「そりゃタヌキにだまされたバイ」と笑われました。
Commented by YDの寅次郎 at 2016-03-26 20:27 x
こんばんはtamaさんスゴイ!
最近資料として溜めていた書類を処分していると職場の写真が出てくるので
アルバムに整理しようと開いて見ると土門拳展のイメージのずれと思いきや
 綺麗いな写真にピックリぽん、たまにアルバムを開くのも良いものですね
Commented by テンジン at 2016-03-27 07:52 x
フジペットやコニレットから始めた写真は小学校5年の時、父が手に入れたミノルタSR2で一眼レフに触りそこから写真機趣味が始まりましたがデジに移行するまで35mmから出ることはありませんでした
tamaさんのフィルム機遍歴はスゴいですね
オーディオ・クルマ・カメラなどワイドに深く触ってこれたのは羨ましいな
Commented by tama_photo1 at 2016-03-27 08:41
土門寅次郎さん
リバーサルフィルムは割と保管していますが、ネガはまとめて箱に投げ込んでいるだけです。今になると、そのネガ写真を見たくなります。それはたぶん、なにか特別なものではなく、普段の生活を切り取った写真が多かったからだと思います。
よっぽどヒマにならないと、ネガに手ェつけないでしょうね。
Commented by tama_photo1 at 2016-03-27 08:59
テンジンさん
小5から?写真の英才教育を受けられたみたいですね。(^^
大判は周りの影響が大です。広報係時代に全国の広報マンと友達になり、その中にコテコテの写真マニアがいましたから。
残念なのは大判をプリントしたことがほとんどないことです。フィルム代(リバーサル)と現像代だけで1コマ当たり千円近くかかっていたので、プリントまでお金が回りませんでした。それに大判写真だと半端な大きさでは気がすまないし、考えただけで気が遠くなります。でも、死ぬまでに1枚くらいは全紙プリントを残してみたいデス。
Commented by funakakushi at 2016-03-27 12:25
すごいですね!!!
ということはレンズも沼に、、、、、
銀塩はAE-1が最初でした。
今持っているのはRollei 35、コンタックスT2のみです。
やはり面倒くささに負けてお蔵入りです。
またGRに戻ろうかFUJI Xシリーズとかも、、、
すぐに調べてポチれるのがダメですね。(笑)
Commented by tama_photo1 at 2016-03-27 12:33
funakakushiさん
ツボ、押さえてますね~。(^^
GRは限定色が出たようで…、はい、私も気になっています。
画質優先で選んでいくと、自然と機種が絞られますね。


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