幸せの黄色いクロスカブ

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2016年 10月 05日

トラのラスツー その2

クラッチ操作なしでニュートラルにし、トラを路肩に寄せました。同行の400Xにはインカムでトラブルを伝えたので、彼も数十メートル先で止まりました。
クラッチレバーはスカスカ。
ギヤボックスにつながっているクラッチワイヤーを手で引いたら、すっと抜けてきました。
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ワイヤーが切れたのではなく、正しく言うと太鼓の部分が抜け落ちたのです。
ワイヤー先端にピントが来てません。m(_ _)m



ブレーキワイヤーは過去に一度、レバー部分から切れたことがありました。だからクラッチワイヤーも、切れるならハンドルレバーの所からだろうと思っていました。まさかギヤボックス側が切れるとは・・・。
以前、トラヴィスサイクルズのしゃちょから「予備を持っといたほうがいい」と言われ、このように丸めてシート下に入れていたんです。
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しかしワイヤーが切れそうな気配はまったくないし、だんだん邪魔くさくなって、いつのまにか実家の柱に引っかけていたのでした。
これさえ持っていればすぐにでも修理できたのですが、いまとなっては後の祭り。毎度毎度の「アフターカーニバル」です。

私のすぐ横にしゃがみこみ、その様子を見ていた400Xが突然わッ!と大声を上げました。
なんと、無意識にトライアンフのエキゾーストパイプを握ってしまったのです。(参考写真)
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ついにトラの牙は友人にも・・・。
こっちもあわてて写真どころではありませんでしたが、指3本が赤くなって2本に水ぶくれができていたようでした。
自販機まで走り、缶コーラで冷却。水で冷やしたほうがいいと言いましたが、仕事柄ヤケドには慣れていると言って聞きません。あっ、彼の本業は水道設備屋です。
銅管をバーナーで熱したりして、確かに火もしょっちゅう使っていはいますが、ヤケドが痛いのには慣れもなにもないと思います。私を心配させまいとしての言動でしょう。
しかし、そういう彼の思いやりまで消し飛んでしまうような突然のトラブルです。

ノークラッチで走ることを考えました。
エンジンをかける → バイクを押す → 動き出したらローに入れる → ノークラッチでシフトアップする
しかし、信号待ちのたびに押しがけのようにしてバイクを動かすのは、とてもじゃないができそうもありません。
実際やってみると、最初の1回だけは下り坂でうまくいきました。
でも平坦地でこれをやったら4回ともエンストしました。トラのローのギヤ比が意外と高いんです。
それじゃあ止まらなくていい高速道路を走れば?
いぃや、ETCがないから、都市高速を使っても入口の2カ所で止まらねばなりません。押し掛けする姿を見たら、係員が飛んできて制止するに違いないことは想像できます。
自走はあきらめてJAFを呼ぶことにしました。
最寄りのJR駅まで車載してもらい、明日クラッチワイヤー持参で取りにいくことに決めました。
JAFに電話して待つこと30分。
青いトラックがやってきました。気分もブルーです。(TωT)
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しかし作業が遅い。「安全・確実・丁寧」は大事だけど、もうちょっとどうにかなんねーべか?
普通のバイク屋だったら3ヵ所留めくらいなのに、彼は6ヵ所も7ヵ所も縛っていました。それもニコニコしながら。
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最初に向かった箱崎駅には、大型バイクを止める場所がありませんでした。駐輪場は原付まで。
係員のおじさんがいるので、こっそり置いて逃げるわけにもいきません。
近所のスーパーも考えましたが、深夜0時までの営業なので、夜通し置いておくのはヤバいでしょう。
箱崎駅はあきらめて、その先の吉塚駅へ行きました。
これが大正解。大型バイク用の駐輪スペースが6台分あって、ガード下で雨の心配もありません。
吉塚駅は熊本から見ると博多駅の1つ先です。
JAFのトラックからトラを下ろし、駐輪スペースへ移動します。
駐輪料金は12時間でわずか200円。助かります。
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ワイヤーを三又に通してロックしましたが、よくよく考えたら、だれでも200円入れさえすればこのワイヤーは外せるわけです。盗難が心配なら、さらにハンドルロックやホイールロックをかけなければいけないのですね。
あいにくそういうセーフティーグッズは持ち合わせていないので、200円ワイヤーだけを頼りに、トラを置きっぱにします。
24歳の若いJAF隊員に礼を言って、ポカリスエットを1本おごって、われわれは400Xにタンデムで帰ることにしました。
このまま下道を走るか、高速に乗るか、走りながら話し合いました。
高速道路の2人乗りは、免許を取って3年すればできるんですね。400Xは5年くらい経つと言ってました。
そっかー、おら46年だべ。(^^;

都市高速の下の国道3号線を順調に下っていたら、突然雨が降り出しました。
おれ、雨具持ってねーよー!

その3へとつづく
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by tama_photo1 | 2016-10-05 19:44 | トライアンフ | Trackback | Comments(10)
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Commented by idachan at 2016-10-05 23:01 x
なんと、大変なラスツーでしたね。
旧車のお守りが大変なのを、ラストで教えて頂きました。
しかも、志賀島~箱崎・・・最後は吉塚駅の駐車場ですか。
私の仕事のウロウロエリアです、私の熊本出張エリアはtamaさんの島で、不思議な感じですが還暦過ぎても、それくらい元気に動いてるということですね。
ラスト3を楽しみにしてるというと、失礼ですよね?
Commented by tama_photo at 2016-10-06 01:30
idachanさん
旧車でなくてもトラブルは起こり得ますが、その頻度が数倍、数十倍多いわけですね。
立ち往生したのはこれで3度目でした。
最初は点火系のブラックボックスがダメになり、次はチェーン切れ、そして今回のクラッチワイヤー。
エンジンがブローするようなことがなかったのは幸いです。
Commented by YDの寅次郎 at 2016-10-06 04:13 x
おはようございますS君さんは400Xに乗って居ないですね間違っていました。
塞翁が馬)寅ちゃんで最悪の雨に濡れなく良かったと思いますがメグロの修理でも師匠が有無を言わせずクラッチケーブルを交換しましたギャーボックスカバーを外したりクラッチの遊び調整等、師匠が交換した意味が後で判り先人の知恵て有り難いです
吉塚はオメガの修理で行った事があり駅近くの判り難い所にこの様なモータプルがあった記憶が蘇ります
Commented by 中華クロスカブ at 2016-10-06 06:39 x
Tamaさん、おはようございます。
トラちゃんが手放さないでと言ってるようですよね。

僕も昔、アクセルワイヤーがグリップの所で切れて
手で引っ張りながら走った事があります。

でもクラッチは最悪ですね。
たかがワイヤー、されどワイヤー、ワイヤー1本で走行不能
バイクって奴はですね。だから面白いのかな?
でもツーリング途中は勘弁して欲しいです。

今出張で神奈川に来てます。
帰宅後16日あたりから九州に向かおうと思っております。
Commented by tama_photo at 2016-10-06 08:53
寅次郎さん
登場人物を整理しておきます。^^
Sは大学の後輩で仕事は建具師のNinja400乗り。
400Xは高校の同級生で水道設備屋です。
旧車の再生・整備では、疑わしい部分は即交換しますね。トラもトランジスタ点火のブラックボックスを交換しました(そのあとまたダメにしたんですが)。
最近はオイル漏れもまったくなくて、けっこう調子良かったんですけどね。機嫌を損ねてしまったようで・・・。
Commented by tama_photo at 2016-10-06 08:57
中華クロスカブさん
原付二種くらいの車重ならなんとかなったかもしれません。トラは200キロないんですが、それでも人力でスピードを出すのは疲れます。
休みが合えばお目にかかりたいものです。
Commented by salgadou at 2016-10-06 11:19
「おらを売り飛ばすつもりか!ぐれてやるー」プッツン。。。(-_-;)
Commented by tama_photo1 at 2016-10-06 23:43
教授
手放して正直な気持ちは「やれやれ」です。
今日は2014年式モトグッツィV7で宮崎・鹿児島をふらっとツーリングしてきましたが、やっぱり現代のバイクはエエです。
まぁ、イタ車ですからいつなんどき、何が起こるか分かりませんけどね。
Commented by テンジン at 2016-10-07 18:44 x
クラッチ無し走行の苦しさは想像できます
私の場合はチェンジペダルを折ったためLoで走行を強いられたことくらいかな
クラッチは使えたんで走行できました
その時はステップごともげちゃったので左マフラーに足を乗せて高速で帰宅
RC30はLoでも100キロ巡航走行出来るのをはじめて経験しましたよ
Commented by tama_photo1 at 2016-10-07 19:11
> テンジンさん
RC30ってすごいハイギヤードなんですねー。しかし、ステップごととは、いったいどんなアクシデントだったのでしょうか。
その昔、CL90でモトクロスごっこをしていてジャンプでステップが抜け落ち、取付ボルトの穴からオイルが漏れ出しました。なんとクランクケースにステップが留めてあったのです。まぁホンダお得意のTボーンフレームでしたから仕方ないといえば仕方ないんですが、だったらオフ車にするなよと文句のひとつも言いたかったですよ。
それ以来世界のHONDAには近寄らないようになり、去年やっとクロスカブを買いました。


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