DIYでオイル交換③ ファイナルギヤオイル
2017年 10月 27日
さーてさてさて、いよいよ最後のオイル、ファイナルギヤオイルです。
取説やいろんな資料を読むと、ますます分からなくなりました。
というのは、その名称です。
たとえば「トランスミッション」と「ギヤボックス」。どっちが変速機でどっちがファイナル(後輪側)だと思いますか?
そりゃぁおめぇトランスミッション=変速機だから、ギヤボックス=ファイナルだっぺ。
そう思いたくなりますよね。ところが油種を見てみると・・・
AGIP GEAR MG SAE 85W-140 Transmission oil
AGIP GEAR MG/S SAE 85W-90 Gearbox oil
トランスミッションオイルのほうが硬いのです。
おかしいなという思いは油量で解決しました。
Gearbox oil 1L
Transmission oil 170c㎥
やっぱりギヤボックス=変速機、トランスミッション=ファイナルでした。
トランスミッションには「送り出す」という意味もあるようで、エンジンの回転力をタイヤに送り出すということかなと思いました。
トランスミッションには3つのボルトがあります。
上から、ブリーザーボルト、レベルホール、ドレンボルトのようです。
オイルがこぼれないように養生して、一番下のドレンボルトを外します。サイズは11/16。
真っ黒いオイルが出てきました。もしかすると、モリブデンが入っているのかもしれません。
ボルトの磁石に鉄粉が着いていました。例によってパーツクリーナーで飛ばします。
レベルホールの大きいネジは六角レンチで外します。適正油量を保つための穴ですね。
一番上のボルトから注油してみます。内圧を抜くためのリリースバルブがついています。サイズは11/16。
スパナの文字が見えるように向きを逆にしています。これは締めるときのスパナの掛けかたです。
オイルはレヴテックの85W-140です。注ぎ口があまりにも小さいので車のカタログを切ってじょうごを作りました。
ゆっくり注ぎます。オイルの粘度が高いので、あまり急ぐとじょうごからオイルがあふれます。
3回くらい分けて入れたところでレベルホールからオイルが垂れてきました。ここで注油終了。
もっと正確を期すなら、車体を直立させてしばらく置くべきでしょう。油面が安定して正しい油量になるそうです。
今回はこの状態でレベルホールを閉めたので、量が多いのか少ないのか不明です。折を見てレベルホールを開けてみましょうかね。
初めてのオイル交換、しかも3種類ということもあり、2時間半もかかってしまいました。時間がかかったもうひとつの理由は、窓拭きです。???
エンジンオイルを交換して、そういえばトライアンフのときは空キックしてオイルを循環させたよなーと昔を思い出したのです。
じゃぁV7も・・・と思ったものの、V7にはキックがありません。
そこでちょっとだけエンジンをかけてみたのですが、レベルゲージのフタをしないまま始動したのです。
一瞬、何が起きているのか分かりませんでした。火鉢のやかんをひっくり返したのか火山が爆発したのか、霧が出たように一瞬で視界が悪くなりました。
あわててエンジンを止めると、あたり一面オイルの雨。
特に左側シリンダーとガレージ横のガラス戸がひどいありさまでした。
このオイルを拭き取るのに30分はかかったと思います。パーツクリーナーとキッチンタオルを使って何度も拭きました。
トラの場合、オイルタンクのフタはしなくてもよかったのですが、グッツィのフタはクランクケースに直結していますから、エンジン回すならきちんと閉めてからやりましょうね。
かくして2時間半後にやっとこさの試乗。
河内~玉名の広域農道を流してみました。
最初に気づいたのは排気音です。
ポコポコポコという、ひとつひとつの爆発音がハッキリと分かります。
ギヤの入りも、激変ではないけれど少しスムーズになりました。油量が50ccほど少ないので、これも折を見て補充します。
河内~玉名地区は果樹の栽培が盛んで、とくに柑橘類の名産地です。
色づいたみかんがたわわに実り、秋の陽を浴びて光っておりました。
今回の費用です。
エンジンオイル(カストロール10W-50 1L×2本)3,792円
オイルフィルター、ワッシャー・Oリングセット 2,911円
ギヤボックスオイル(レヴテック85W-90 946ml)820円
トランスミッションオイル( 同 85W-140 946ml)880円
計 8,403円
取説やいろんな資料を読むと、ますます分からなくなりました。
というのは、その名称です。
たとえば「トランスミッション」と「ギヤボックス」。どっちが変速機でどっちがファイナル(後輪側)だと思いますか?
そりゃぁおめぇトランスミッション=変速機だから、ギヤボックス=ファイナルだっぺ。
そう思いたくなりますよね。ところが油種を見てみると・・・
AGIP GEAR MG SAE 85W-140 Transmission oil
AGIP GEAR MG/S SAE 85W-90 Gearbox oil
トランスミッションオイルのほうが硬いのです。
おかしいなという思いは油量で解決しました。
Gearbox oil 1L
Transmission oil 170c㎥
やっぱりギヤボックス=変速機、トランスミッション=ファイナルでした。
トランスミッションには「送り出す」という意味もあるようで、エンジンの回転力をタイヤに送り出すということかなと思いました。
トランスミッションには3つのボルトがあります。
上から、ブリーザーボルト、レベルホール、ドレンボルトのようです。
オイルがこぼれないように養生して、一番下のドレンボルトを外します。サイズは11/16。
真っ黒いオイルが出てきました。もしかすると、モリブデンが入っているのかもしれません。
スパナの文字が見えるように向きを逆にしています。これは締めるときのスパナの掛けかたです。
今回はこの状態でレベルホールを閉めたので、量が多いのか少ないのか不明です。折を見てレベルホールを開けてみましょうかね。
初めてのオイル交換、しかも3種類ということもあり、2時間半もかかってしまいました。時間がかかったもうひとつの理由は、窓拭きです。???
エンジンオイルを交換して、そういえばトライアンフのときは空キックしてオイルを循環させたよなーと昔を思い出したのです。
じゃぁV7も・・・と思ったものの、V7にはキックがありません。
そこでちょっとだけエンジンをかけてみたのですが、レベルゲージのフタをしないまま始動したのです。
一瞬、何が起きているのか分かりませんでした。火鉢のやかんをひっくり返したのか火山が爆発したのか、霧が出たように一瞬で視界が悪くなりました。
あわててエンジンを止めると、あたり一面オイルの雨。
特に左側シリンダーとガレージ横のガラス戸がひどいありさまでした。
トラの場合、オイルタンクのフタはしなくてもよかったのですが、グッツィのフタはクランクケースに直結していますから、エンジン回すならきちんと閉めてからやりましょうね。
かくして2時間半後にやっとこさの試乗。
河内~玉名の広域農道を流してみました。
ポコポコポコという、ひとつひとつの爆発音がハッキリと分かります。
ギヤの入りも、激変ではないけれど少しスムーズになりました。油量が50ccほど少ないので、これも折を見て補充します。
河内~玉名地区は果樹の栽培が盛んで、とくに柑橘類の名産地です。
色づいたみかんがたわわに実り、秋の陽を浴びて光っておりました。
エンジンオイル(カストロール10W-50 1L×2本)3,792円
オイルフィルター、ワッシャー・Oリングセット 2,911円
ギヤボックスオイル(レヴテック85W-90 946ml)820円
トランスミッションオイル( 同 85W-140 946ml)880円
計 8,403円
by tama_photo1
| 2017-10-27 01:57
| モトグッツィ